虚しい日々が続いている。書き始めたばかりのブログも、憂鬱な日々が続き、書く気力が失せた。
非常事態宣言が発出され、強力なリーダーシップの下で一致団結して戦い、我々は十分な成果を上げて勝利することができるのだ、ということを実感できれば少しは救われるのだろうが、連日の報道を見聞きしていると、あまりにも滑稽で、悪い冗談や、真剣に喜劇を演じているように思われ、もはや誰も頼りになる人はこの世にいないのではないかとすら思えてくる。

私は中堅中小企業専門の経営コンサルタントなので、国を動かしたり、大きな組織のアドバイスができるような身ではないが、傍からみていると、非常にお粗末な状況で、ガバナンスは全く効いておらず、マスコミや感染症の専門家も評論家の域を出ることなく、全く無用の長物と化しているように見受けられてならない。

まさに成果の上がらない中小企業においてコンサルティングしている時と同じ状況であり、社長のリーダーシップは全く発揮されず、幹部社員は他人事で評論家と化し、一般社員はどうせやったってダメだしと冷め、好き勝手に動いている状態で、外部のコンサルタントの私だけが、これじゃダメだろう!と、ガミガミ吠えているような状態のようである。

それでも、諸外国に比べて、明らかに日本の死亡者数などを見れば良好であり、結果良ければ全て良し、という状況と評すれば良いのだろうか。

そもそも、今さら目標は何で、どのようになったら非常事態宣言が解除されるのか、休業要請が解除されるのかが分からないで動き出しているということは、あり得るのだろうか? 開いた口が塞がらない・・・

成果を上げようと考えている企業では、そんなことは絶対にあり得ない。
少なくとも私よりも非常に優秀なメンバーが集まった政治家や官僚がいて、専門家会議があり、現在はこの一点に絞って国家運営されているように見受けられる中なのだから、もはや手に負えない状況かもしれない。

リーダーシップも、マネジメントも、全く機能しない組織。そのような日本国の中で、我々は生きて行かねばならないのかもしれない。

このような中、我々は行儀良く、言われるがままに「3密」を避け、Stay homeを守り、明確な補償も受けられないまま休業要請に従っている。この状況が続けば、間違いなく倒産、失業者は増加の一途だろう。

では、休業要請や非常事態宣言が解除された後はどうなるのだろうか?
恐らくこの間の損失はほとんど補填されることなく、うやむやになってしまうのだろう。
1日企業活動を止めれば、その分の売上は減少し、固定費はそのままかかるので、この間の赤字を穴埋めすることなど、もはや不可能である。これまでの無策ぶりを鑑みれば、もうそれはそれで諦めるしかない。

さらに、その後はどうなるのか。
一時的な反動で需要は回復しても、また新型コロナが再発することや新たな敵が現れることも十分考えられるので、どう考えても、今までのような企業経営、働き方は望めないはずだ。
私自身に全ての人に対する解は無いが、自宅待機できた人はこのままずっと自宅待機することができ、同じ仕事はもう要らなくなるのではないだろうか、と大変危惧する。

皆さんも何度も聞いたことがあるだろうが、経営の勉強をしていると使われる話がある。
最も強い者が生き残るのではなく
最も賢い者が生き延びる訳でもない
唯一生き残るのは、変化できる者である
ダーウィン 進化論

きっとこの環境激変の中で、変化対応できる企業、人だけが生き残れるのかもしれない。
このまま待っていればきっと誰かが助けてくれる、という甘い気持ちは捨てよう。
それがあれば非常に有難いことだ。でもその確率は、極めて低いだろう。

受け身ではなく、自発的に変化対応しようと知恵を絞り、一歩踏む出すことが、いま我々に求められるように思う。まだ気力がわかず、憂鬱な気分で書いている私がいる。でもいつかはやるしかない。

小林ビジネスコンサルティング株式会社
代表取締役経営コンサルタント 小林八尋